最終更新日:2023年5月9日
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菜の花まつりが4年ぶりに灘浜緑地で開催されました。開始30分前からビンゴ大会のカードを求めて大勢の子どもたちが並んでいました。また、会場内の飲食やゲームのブースにも早い時間から長い行列ができていました。
今回のまつりには、地元の西郷小学校だけでなく、摩耶小学校の子どもたちなど灘区内の幅広い地域からも参加していただきました。地元の西郷地域や沢の鶴酒造の方々のほか、灘区連合婦人会、灘中央地域の団体や神戸大学の学生の方々等に出店していただき、食べ物やゲームで子どもたちを楽しませてくださいました。
ステージでは、はじめに菜の花まつり実行委員会の西村委員長から主催者挨拶がありました。そのなかで阪神淡路大震災後の復興で培った「助け合い」、「支え合い」の精神を引き継ごうということで始まった「まつり」であること、そして、昔、菜の花から油をしぼるのに用いられていた水車が酒造の精米作業に引き継がれており、菜の花がまちの原点とも言える存在であること等を紹介されていました。
ステージは烏帽子中学校放送部の司会進行のもとでオープニングの太鼓に始まり、西郷地域そして灘区ゆかりの方々の歌や踊り、演奏等のパフォーマンスが行われました。今回の出演者は、灘すずかけ幼稚園の園児から中学生、青年会、シニア層の方々まで幅広い世代にわたり、会場におられたすべての世代の皆さまを盛り上げてくれたのではないでしょうか。
また応援イベントとして、沢の鶴資料館では福袋や限定酒を販売する「春市」、そして灘区民ホールでは、灘区連合婦人会の皆さまが灘区の木である「桜」と、灘区の歴史の花である「菜の花」を素材にした「いけばな展」がそれぞれ開催されました。
私も見学させていただきましたが、このように西郷地域の会場を中心に地元企業、そして灘区内の地域の方々が会場の外でも関わってくださっていることの有難さを改めて感じました。
この日は3月11日に東日本大震災が起きた日でもありますが、菜の花まつりの趣旨である「助け合い」、「支え合い」の精神について次世代を担う子どもたち、そして西郷地域はもとより灘区内に広く引き継いでいくことの重要性を改めて認識させていただきました。
今回のイベントに関わってくださったすべての皆さまに感謝を申し上げます。