最終更新日:2024年8月22日
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肉類はウイルス、食中毒細菌、寄生虫に汚染されていることがあるため、新鮮だから安全というものではありません。
食中毒を予防するため、生やタタキなど加熱不足の肉類を食べることは絶対に避け、よく加熱して食べましょう!
また、神戸市Youtubeチャンネル(下記URL)にも啓発動画を公開しています。ぜひ一度ご覧ください。
https://youtu.be/mY_3a_sGwx8
牛の肝臓(レバー)の内部には「O157」などの腸管出血性大腸菌がいることがあります。現在のところ安全に生で食べるための有効な予防対策が見い出せておらず、生で食べると腸管出血性大腸菌による重い食中毒の発生が避けられません。
このため、食品衛生法に基づき、2012年7月1日から牛の肝臓(レバー)の生食用としての販売や提供は禁止されています。
豚の食肉(内臓を含む)はE型肝炎ウイルス、食中毒細菌及び寄生虫に汚染されていることがあり、食中毒事例が発生しています。
E型肝炎ウイルスや寄生虫は内部汚染であるため、肉の中心部まで加熱する以外のリスク低減策が考えられません。
このため、食品衛生法に基づき、2015年6月12日から豚の食肉(内臓を含む)の生食用としての販売や提供は禁止されています。
ジビエ料理として、野生のシカ・イノシシ等の野生鳥獣肉を生や加熱不足の状態で食べると、E型肝炎ウイルス、寄生虫を始めとする様々な病原体による食中毒の可能性が高まります。
全国で2023年に発生した食中毒のうち、ウイルスを原因とするものを除く細菌性食中毒311件のうち、211件(約68%)がカンピロバクター・ジェジュニ/コリを原因とするものでした。
厚生労働省の食中毒菌汚染実態調査において、カンピロバクターは生食用として提供される鶏肉や鶏たたきから検出されています。
カンピロバクター食中毒は、手足のしびれ等の運動障害を引き起こす難病のギラン・バレー症候群との関連が指摘されています。