最終更新日:2024年12月3日
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2024年11月16日 秋の火災予防運動広報
2024年10月27日 令和6年度垂水消防団特別研修訓練 ~震災30年 震災対応力の維持・向上を目指して~
神戸市垂水消防団は、明石海峡大橋のたもとに広がる風光明媚な街「神戸市垂水区」を管轄しています。
団員定数は170人、1本団9分団で構成されています。
スローガンは、地域とともに防災力の強化を目指して
国の重要文化財「移情閣」での訓練
・分団の管轄区域(PDF:256KB)
・沿革(PDF:388KB)
阪神淡路大震災では、多くの水道管が破損し消火栓が使用できず、火災が延焼拡大し大きな被害となりました。
震災から30年目をむかえるにあたり、垂水消防団が震災対応力の維持・向上を図ることを目的として、垂水消防団特別研修訓練を2024年10月27日(日曜日)に名谷あじさい公園で実施しました。
この訓練には垂水消防団長以下132名が参加し、次の4つの訓練を実施しました。
(1)河川を使用した放水訓練
震災時などの消火栓(水道管)が使用できないときでも放水・消火活動をスムーズに行えるよう、普段は行わない河川を使用した放水訓練を実施しました。今回は特に水深の浅い河川でも放水可能な資機材を活用し、放水が困難な状況となっても対応できる技術の維持・向上を図りました。
河川を使用した放水のポンプ設定状況
河川を使用した放水状況
(2)水防工法
河川の氾濫や道路が冠水した際には、適切に土のうを積むことで、災害発生や被害拡大を防ぎます。
今回の訓練では、杭が打てないアスファルト等の上に堤を作成する「改良積土のう工2」という積み方の習熟訓練を実施しました。
(3)無線取扱い訓練
災害現場では、安全に活動するために声が届かない距離でも連携して活動を行う必要があります。声が届かない距離での連携を行うために、消防団には携帯型無線機が配布されています。
今回の訓練では、携帯型無線機の効果的な使用方法の習熟訓練を実施しました。
(4)規律訓練
災害現場は、常に危険と隣り合わせです。その中で安全に活動するためには、常に集中しながら周囲に注意を払い、指揮者の指示を正確に理解し行動する必要があります。規律訓練は、指揮者の指示を正確に聴き取り、理解して行動する訓練です。
今回の訓練では、その中で集団での規律行動の習熟訓練を実施しました。
2024年5月11日(土曜日)、兵庫県立舞子公園でたるみっこまつりが開催され、垂水消防団は防災ブースを出展しました。ブースでは、紙芝居「地震がおきたら」、心肺蘇生法やAED取扱いを行い、大人や子供約200名が参加され、楽しく学んでいただきました。
紙芝居を聞いている様子
心肺蘇生法とAED取扱いを学んでいる子供