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最終更新日:2024年12月5日
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認知症の方やそのご家族が安心・安全に暮らしていけるよう、認知症の早期受診を支援する「診断助成制度」と、認知症の方が外出時などで事故に遭われた場合に救済する「事故救済制度」を組み合わせて実施する、全国初の制度です。財源は、個人市民税均等割の上乗せ(1人あたり年間400円)でまかなっています。
65歳以上の市民を対象に、認知症の疑いの有無を診断する「認知機能検診」(第1段階)と、専門の医療機関で認知症かどうかと、病名を診断する「認知機能精密検査」(第2段階)を組み合わせた2段階方式の診断を自己負担なしで行う制度です。
「認知機能検診」(第1段階)は、受診券をお申込みいただくことで無料で受診いただけます。「認知機能精密検査」(第2段階)は保険診療です。窓口で支払った自己負担分を、後日市から助成します(申請が必要です)。
認知症や軽度認知障害(MCI:MildCognitiveImpairment)と診断された後に利用したサービスや必要だと思う支援などついて把握するため、アンケート調査を実施しました。
認知症と診断後、事前登録された方の保険料を市が負担します。認知症と診断された方が事故で賠償責任を負った場合に、最高2億円を支給します(ご家族が監督責任を負った場合も含みます)。
※自動車事故は対象外
認知症の方が関わる事故で、被害に遭われた神戸市民の方に見舞金を支給します。事前手続き不要です。事故が起こったら、まずコールセンターにお電話ください。
神戸市認知症事故救済コールセンター(24時間365日受付)
このアンケート調査の集計結果については、認知症神戸モデルの今後の運営にあたって参考とするとともに、厚生労働省が実施する令和元年度老人保健健康増進事業「認知症に関する官民連携プラットフォーム構築に関する調査研究事業」の中で、神戸市の取り組みの一つとして紹介され、広く役立てられることになっています。
認知症神戸モデルにかかる費用は、神戸市民のみなさまのご負担(個人市民税均等割1人あたり年間400円、2019年度から2027年度まで)でまかなっています。
※2024年12月議会において「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例」を改正し、期間を2027年度まで延長しています。
認知症神戸モデルの実施状況や収支を含む、神戸市の認知症に関する施策の実施状況については以下をご覧ください。