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最終更新日:2024年1月20日
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都心部へのタワーマンション建設は短期的な人口を増やすことができますが、神戸市が目指す持続可能なまちとは違います。
買い物が楽しく、交通アクセスが便利なエリアの居住ニーズは高く、市場原理に任せていると、三宮を中心とした都心はタワーマンションが林立するまちとなってしまいます。
タワーマンションの林立により、主に次の2点を懸念しています。
そこで、神戸市では、三宮周辺の商業エリアを「都心機能誘導地区」と指定し、2020年7月からタワーマンションなど大規模な住宅の建築を一定制限しました。
神戸市は周辺自治体も含めた圏域の中心都市として、市民だけではなく周辺エリア住民に対しても雇用や高度医療を提供するとともに、ショッピングやグルメ、アートなどを楽しめるまちにしていきたいと考えています。
市民が「住み続けたい」と思い、市外の人が「訪れたい」「活動したい」と思うまちにするには、生活の質を保ち、安心して暮らせるという「日常性」と、わくわく感を生み出し、多様な刺激のある「非日常性」という、両方を満たす都市であることが必要です。
このため、都心・ウォーターフロントエリアでは、日常と非日常が交錯するように、人々の交流が生まれる場所になっていくべきです。
都心部の三宮では、神戸の玄関口を歩いて楽しい「人が主役のまち」にしようと、再整備を進めています。2021年4月に神戸三宮阪急ビルが開業、2022年7月に新中央区総合庁舎が移転オープンし、2023年4月には東遊園地がリニューアルオープンしました。
JR三ノ宮駅新駅ビルや雲井通5丁目地区(新バスターミナルⅠ期)、三宮クロススクエア、市役所2号館などの整備も着実に進んでおり、2030年頃までに三宮は劇的な進化を遂げるでしょう。
ウォーターフロントエリアでは、2021年10月に神戸ポートミュージアムが開業、2024年春頃には神戸ポートタワーのリニューアルが完了し、2025年には神戸アリーナ(仮称)の開業も控えています。
引き続き、神戸の都心・三宮で誰もがショッピングを楽しみ、グルメを楽しみ、アートシーンを楽しむ。そんなまちづくりを進めていきます。