2022年度の受賞者

最終更新日:2024年12月4日

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功労賞(3名)

稲井 信男(いない のぶお)

神戸市兵庫区

保護司として社会奉仕の精神をもって、罪を犯した人や非行のある少年の立ち直りを支え、多くの人を更生に導き、保護観察や生活環境調整による生活や就労・就学の助言や指導、帰住先の確保を行い、福祉的課題を抱える人に対しても社会から取り残されることのないよう支援するなど、長きにわたり、神戸市の福祉の増進に大きく貢献された。
また、「社会を明るくする運動」等に率先して取り組み、地域と連携しながら犯罪予防活動に注力し、様々な活動を通じて、犯罪や非行のない明るい地域社会の実現に尽力された。
2015年から、保護司組織の役員として地区保護司会の運営に努めたほか、神戸市保護司会連絡協議会や兵庫県保護司会連合会の代表として、傘下保護司会の運営をリードし、特に保護司の活動拠点である更生保護サポートセンターの市内全区設置や、県内市町への地方再犯防止推進計画策定の促進に努めるとともに、保護司の確保に積極的に取り組み、2021年までの間、新たに多数の保護司就任に尽力するなど、保護司組織の発展と市民への保護司活動の理解促進に多大な貢献をされている。

置塩 隆(おきしお たかし)

神戸市北区
内科医師として地域住民の疾病の予防と治療に専念するとともに、中央区医師会の理事、副会長を経て2006年から会長に就任、また2014年から神戸市医師会長に就任し、長きにわたり、医師会役員としてその責務に精励し、医師会事業の円滑な推進に尽力され、医師会長就任中は、様々な事業を実施し、公衆衛生・地域医療活動に貢献された。
そのほか、2020年6月から運営を開始した新型コロナウイルスのPCR検査センターの立ち上げに協力し、1日最大40件の検体採取が可能な体制を構築するなど、市内のPCR検査体制の確保に尽力した。また、2021年2月に設置した神戸市新型コロナワクチン接種連携本部へ参画し、集団接種会場への医師の派遣や、診療所等における個別接種実施に寄与するとともに、自宅療養者への往診や宿泊療養施設の入所者に対する健康観察等、重症化防止のための体制を構築するなど、神戸市内の新型コロナウイルス対策に大きく貢献されている。

安井 仁司(やすい ひとし)

神戸市中央区
歯科医師として歯の治療や口腔内トラブルの予防など、地域住民に寄り添う治療に専念するとともに、中央区歯科医師会の理事、副会長を経て2009年から会長に就任、また2017年から神戸市歯科医師会の会長に就任し、長きにわたり歯科医師会の円滑な組織運営に尽力された。
そのほか、「こうべ市歯科センター」を指定管理者として運営するほか、神戸市内保育所・幼稚園におけるフッ化物洗口の推進、寝たきりで歯科診療所への通院が困難な高齢者への訪問歯科診療や口腔ケアの実施、オーラルフレイルチェックの普及、神戸市歯科医師会附属診療所における口腔がん検診の実施など、行政との積極的な連携により、市民の歯科保健の向上に大きく貢献された。
新型コロナウイルス感染防止対策では、大規模接種会場における国内初の会員歯科医師による組織的なワクチン接種事業に取り組まれ、神戸市民のコロナワクチン接種率向上に多大な貢献をされている。

(敬称略、五十音順)

奨励賞(1団体)

株式会社 トリドールD&I

神戸市中央区
株式会社トリドールホールディングスの特例子会社として、「働く場所の提供だけでなく、同じ人として隔たりのない職場環境づくりを行い、会社と社会に貢献する活動をする」を理念に、障害のある方の雇用を行っている。働く方の個々の資質を活かし、いかにやりがいのある職場を提供していくかを目標に取り組んでおり、採用後には責任をもって人材育成を行い、共に成長を目指している。
また、できるだけ長く、やりがいを感じながら働けるよう入社後の評価や研修などの教育体制だけでなく、レクリエーションにも力を入れ、従業員満足度の向上にも努めている。
2016年10月の設立当初は、86名であった障害者従業員数は、122名(2022年10月1日現在)と増加しており、働く意欲と能力を有する障害者の社会参加と経済的自立の促進に向け、今後一層の発展と活躍が期待される。

(敬称略)

お問い合わせ先

福祉局政策課