2023年度の受賞者

最終更新日:2023年12月21日

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功労賞(3名)

伊藤 清彦 (いとう きよひこ)

神戸市長田区
灘薬剤師会の理事及び会長を歴任し、神戸市薬剤師会の理事、専務理事、副会長、常務理事及び監事を経て、2012年5月から2022年6月までの5期10年にわたり、神戸市薬剤師会会長としてその責務に精励され、同会の円滑な会務運営に尽力された。
会長として神戸市薬剤師会を牽引し、薬物乱用防止や献血に関する啓発事業、電子版おくすり手帳の普及推進および介護予防を目的としたフレイルチェック事業の実施など、地域における保健・医療・福祉の向上に貢献された。
また、新型コロナウィルス感染症のワクチン集団接種会場における薬剤師会の応援体制を構築し、本市におけるワクチン接種の推進に大きく貢献された。

髙野 清 (たかの きよし)

神戸市中央区(勤務先)
1971年10月に就労中の事故により、身体に障害を持つも、自立し、定年・定年後も就労を続けてこられた。その後、自身の経験を生かし、身体障害者相談員やピアカウンセラーとして、2003年から垂水区及び神戸市の肢体障害者福祉協会の役員として、障害者の自立支援に尽力されてきた。
さらに、設立当初より神戸市身体障害者団体連合会の役員として、2021年には当団体の理事長に就任されるとともに、神戸市施策推進協議会、神戸市バリアフリー推進会議、神戸市障害者差別解消支援地域協議会の各委員にも就任し、障害福祉の向上に大きく貢献されている。

橋本 好昭 (はしもと よしあき)

神戸市東灘区
2007年から長きにわたり、民生委員・児童委員として、社会奉仕の精神に徹し、地域住民と行政とのパイプ役として地域福祉の向上に寄与された。特に、ひとりぐらしの高齢者等に対するふれあい給食会・要援護者支援活動・見守りの強化など、常に住民の立場に立って相談に応じ、社会福祉の増進に努められた。
また、地区民生委員児童委員協議会会長、区民生委員児童委員協議会会長として、民生委員・児童委員の模範となり、民生委員児童委員協議会の統括に尽力された。
2019年から2022年まで神戸市民生委員児童委員協議会理事長として、同協議会の発展および地域福祉の向上に大きく貢献された。

(敬称略、五十音順)

奨励賞(2団体)

株式会社 すまいるこころ

神戸市須磨区

保険薬局と福祉用具事業を中心に全国展開している「株式会社フロンティア」の特例子会社として、「それぞれの障害の違いやスキルに応じた業務ができるような職場環境づくり」を基本理念とし、障害のある方が最大限に能力を発揮し、働く喜び、やりがいと成長を実感できる職場づくりに取り組んでいる。
本社・本部をはじめ、全国の事業所から業務を受託することで会社全体でのつながりを持つとともに、安定した障害者雇用を実現している。
また、近隣の特別支援学校や就労支援事業所と連携を図り、地域に根差した障害者雇用をとおして、企業や障害者だけでなく地域や社会も幸せになる雇用に取り組んでいる。
2023年6月現在の障害者社員数は28名で、働く意欲と能力を有する障害者の社会参加と経済的自立の促進に向け、今後一層の発展と活躍が期待される。

特定非営利活動法人 100年福祉会 片山工房

神戸市長田区
1993年4月、前身となる障害者小規模作業所として活動を開始し、2003年6月に小規模作業所の名称を「片山工房」とし、障害者のアート活動支援を主軸に置いた活動を行っている。
障害のある方一人一人の感性により自由に表現される作品はユニークかつ斬新で、作品の質も高く、スターバックス店舗へ作品が常設展示されるなど、活躍の場が広がっている。
利用される方は多岐にわたる創作活動を行い、職員が利用者の身体面等の支援や、描かれた作品を全国の作品展へ出展したり、片山工房が主催する展覧会を開催し、また他施設職員・学生、また他府県へ講演するなど、障害のある方の支援と共に芸術活動の可能性について普及活動を行っている。
長年にわたり、障害のある方の「したい」ことを形にする場として、多岐にわたる表現活動に寄り添い、きめ細やかなサポートを行っており、社会福祉の向上に大きく貢献している。

(敬称略、五十音順)

お問い合わせ先

福祉局政策課