最終更新日:2024年11月5日
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新神戸駅の再整備におけるデザインコンセプトや再整備のイメージ等をとりまとめましたので、「新神戸駅前広場再整備の進め方」とあわせた新神戸駅前広場・生田川公園の再整備計画をお知らせします。
「公共交通と一般車が混在し、バスの乗り場が点在して分かりづらい」「北野や布引の滝等の周辺エリアへのアクセスが分かりづらい」「神戸を感じられる雰囲気づくりができていない」等の課題があり、「リノベーション・神戸」の一つとして、再整備を行います。
「施設の老朽化」「水路により広場が分断されており、広場としての機能を有効に活用できていない」「河川との一体感やサクラ、連翼亭といった既存の資源を生かしきれていない」等の課題があり、現在の特徴を残しつつ、新たな賑わいを生む公園として再整備を行います。
駅前広場再整備にあたり、2021年9月に「新神戸駅前広場再整備の進め方」を策定し、3つの基本方針を示しました。
新神戸駅はフラワーロードの起終点であるとともに、山麓部には布引ハーブ園が隣接しています。また北野エリアは多様な文化を取り入れてきた歴史から西洋文化を感じられるハーブと親和性が高いと考えられます。
このため、山と街をつなぐ駅前広場にするための象徴として、ハーブをコンセプトに用いることにしました。
改札口南側のシンボル空間1では、神戸の街に降り立った人々を出迎える新たなシンボルとして、ハーブの花々が鏡面の屋根、壁に映り込む花のゲートを設置します。
初めて訪れる方が、このゲートを起点として周辺の目的地にスムーズに移動できるよう案内機能の充実を図ります。
湧水を活用した親水広場をリニューアルし、連翼亭など今ある資源を活かした親水空間とします。
また、駅前広場の一区画として、イベントの開催やキッチンカーの設置が可能な広場を設けて、新たなにぎわいを創出し新神戸周辺の回遊性向上を図ります。
駅前広場の再整備を周辺エリアの活性化に波及させるため、地域の皆さんや周辺施設の事業者と連携し、新設デッキ上のシンボル空間や生田川公園等を、店舗の設置やイベント開催等によるにぎわい創出の場として活用します。また、店舗等の運営事業者が日常管理を行うスキームや、整備・管理費を抑えるデザインを検討し、ライフサイクルコストにも配慮した計画とします。
登山の準備スペースなどの周辺エリアへの起点となる空間を整備することで、駅の拠点性や回遊性の向上を図ります。