最終更新日:2024年9月11日
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北区の伝統文化である農村歌舞伎の魅力をこどもにも知ってもらい、体験してもらうことを目的に、夏休みに引き続き秋にも農村歌舞伎の体験会を実施します。ぜひ秋の体験会にもご参加ください。
目次(もくじ)
北区には、地域の貴重な文化遺産である農村歌舞伎舞台(のうそんかぶきぶたい)がいくつもあります。戦前までは活発に農村歌舞伎が上演され、農村地域の住民がおこなう地芝居も盛んでしたが、戦後は演じられる機会が減っていました。
北区では現存する農村歌舞伎舞台を保存し、次の時代に受け継ぐことや演じ手の育成の場を提供すること、さらに農村と都市との交流を生み出すことを目的に、2000年から2014年まで毎年4月に農村歌舞伎上演会を開催してきました。
2015年からは農村歌舞伎上演団体が主催となり、秋に農村歌舞伎舞台での上演会を開催しています。
2024年には広く地域の方々に、北区の伝統文化である農村歌舞伎を地元の方々を含めて、広く知ってもらうこと、農村歌舞伎舞台を保存・活用していくこと等を目的に、地域団体の皆さまとともに「神戸市北区農村歌舞伎を育てる会」を立ち上げ、農村歌舞伎の体験会を開催します。
戦隊ヒーローのモデルになった歌舞伎の演目「白浪五人男」に登場するお役人(捕り手)の役を演じてもらいます。盗賊(五人男)とのかけあいの台詞と十手を持っての立ち回り、約10分の演目を五人男と一緒に練習をします。
※体験会の見学のみ可能です。見学を希望される方は直接会場にお越しください。
上谷上農村歌舞伎舞台(Googleマップ)
神戸親和大学(Googleマップ)
農村歌舞伎は茅葺の舞台で演じられることが大きな魅力です。10月27日に開催される上演会に向けた準備の見学や上谷上農村歌舞伎舞台の大きな特徴である台が回転して場面転換する仕組み【床几(しょうぎ)回し】を体験してみませんか。
※体験会に参加を希望される方は直接会場にお越しください。
上谷上農村歌舞伎舞台(Googleマップ)
Q1.雨天の場合は開催されますか。
A1.「あなたも立派な歌舞伎役者~役者気分を満喫しよう!~」、「農村舞台の見学会」については、雨天の場合は中止になります。
Q2.体験会の実施会場に駐車場はありますか。
A2.会場周辺に駐車場はありません。必ず公共交通機関(神戸電鉄・神戸市営地下鉄)でのご来場をお願いします。
Q3.体験会の参加対象を教えてください。
A3.小学校、中学生が対象ですが、幼稚園児、高校生も参加できます。
Q4.北区以外に住んでいても参加できますか。
A4.だれでも参加できます。
Q5.体験会の詳細を教えてほしいです。どこに連絡すればいいですか。
A5.以下の連絡先にメールで連絡してください。
info.kobe.nousonkabuki@gmail.com
第25回北区農新歌舞伎上演会のページはこちら
戦隊ヒーローのモデルになった歌舞伎の演目「白浪五人男」に登場するお役人(捕り手)の役を演じてもらいます。盗賊(五人男)とのかけあいの台詞と十手を持っての立ち回り、約10分の演目を五人男と一緒に練習をします。
※複数回開催しますが、1回の参加でも歌舞伎の魅力を体験できる体験会です。
上谷上農村歌舞伎舞台(Googleマップ)
歌舞伎を観る楽しみの一つに、その豪華な衣裳があります。現役の歌舞伎で活躍している着付け師と床山(かつら師)の手であなたもお姫様や連獅子に大変身。衣裳もかつらも本物。滅多にない機会です。当日は撮影スペースも用意しています。
※当日、化粧は行いませんので、ご注意ください。
2024年8月11日(日曜)
北区文化センター すずらんホール多目的ホール(Googleマップ)
歌舞伎だけでなく、日本文化を象徴するデザインとして様々なところで目にする「隈取(くまどり)」は歌舞伎独自の化粧法です。隈取や女役、男役など数種類の中から当日好きなものを選んで、プロの化粧師に化粧をしてもらいます。当日は、歌舞伎の背景画の撮影スペースも用意しています。
北区文化センター すずらんホール多目的ホール(Googleマップ)
長唄は舞台上でメロディーに乗せて唄う出囃子(でばやし)や、雨の音や幽霊の音、虫の鳴き声などの効果音をさまざまな楽器を使って表現します。プロの長唄演奏家の指導で歌舞伎の演目「白浪五人男」の長唄を練習し、来場者全員で唄います。音あてクイズをしたり、プロの演奏を聴いたり、もりだくさんの楽しい体験会です。
2024年7月28日(日曜)13時00分~15時00分
北区文化センター すずらんホール大ホール(Googleマップ)
アニメやドラマで「後半へ続く・・・」「そして数年が経ちました」など台詞ではなく、場面を説明してくれる人がいますね。歌舞伎の中でその役割を果たすのが「義太夫(竹本)」です。プロから学んで、三味線の音をいかしながら、声音(こわね)を使い分けて、声だけで物語を魅(み)せます。本を読むだけではなく、自己表現力がアップする体験会です。
内田家住宅(Googleマップ)
男子に一番人気、思いっきり大きな音を鳴らして歌舞伎を引き立てるツケを体験します。歌舞伎では、見得(みえ)をするとき(決めポーズの瞬間)、重要人物が登場する足音、馬や狐など動物の足音、物が落ちたときなどのアクセントとなる音が「ツケ」です。2本の附け木と1枚の附け板から生まれる様々な音、歌舞伎ならではの表現方法を、現在大活躍中のプロの附け打ち師と一緒に体験します。
内田家住宅(Googleマップ)
歌舞伎の演目「新版歌祭文野崎村」で使用する手紙を作成する体験会です。作成した手紙の一部は10月27日(日曜)開催の農村歌舞伎上演会で実際に使用します。
※この体験会は交通局主催の「谷上駅前レンタルスペース『いろどりBASE谷上』へ行こう!」への出展で開催します。
レンタルスペース「いろどりBASE谷上」(Googleマップ)
歌舞伎舞台で使われる大道具を制作します。作るのは、駕籠(かご/江戸時代のタクシー)、舟、梅の木などです。作成した駕籠は10月27日(日曜)開催の農村歌舞伎上演会で実際に使用します。
2024年8月12日(月曜)9時00分~12時00分
上谷上農村歌舞伎舞台(Googleマップ)