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国民保護計画とは、外国からの武力攻撃や大規模テロ等に際して、迅速・的確に国民保護措置を行うための計画です。国民保護法に基づき、都道府県と市町村は国民保護計画を作成することになっており、神戸市は2007(平成19)年3月に作成しました。
この計画で対象としている事態への対応は、原因の意図性、攻撃の反復性などの点で、自然災害や事故災害との違いがありますが、一方で、市民の安全を確保するという点で共通する部分も多くあります。
そこで、神戸市国民保護計画には、阪神・淡路大震災の経験・教訓を踏まえて作成された地域防災計画に基づく危機管理・防災体制の取組みをできる限り取り入れました。
神戸市の地理的・地形的特性を踏まえ、武力攻撃事態よりも、発生するおそれの高い緊急対処事態(大規模テロ)を重視し、より実効性のある計画としました。
神戸市国民保護計画を効果的に機能させるため、住民の避難、避難住民等の救援、災害への対処、さらにこれらに関連する市民への情報提供等、具体的な手続きを定めた「国民保護実施マニュアル」を作成しています。