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神戸産農水産物等の活用推進事業の報告【2023年度】

最終更新日:2024年9月26日

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おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例

「おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例」(2019年4月1日施行)に関する、2023年度の取り組み状況を報告します。

おいしい神戸産農水産物等の活用の推進に関する条例(PDF:174KB)

「おいしい神戸農水産物等の活用の推進に関する条例」の取り組み状況について(PDF:2,616KB)
(2024年9月18日神戸市経済港湾委員会資料より)

2023年度の取組施策

生産者、事業者及び市民の交流支援についての主な施策(第8条)
啓発活動等についての主な施策(第9条)
生産、供給及び市内流通の促進についての主な施策(第10条)
生産環境及び生産基盤の整備等についての主な施策(第11条)
神戸産農水産物等の優先利用についての主な施策(第12条)
ブランド化の推進についての主な施策(第13条)
他の施策との連携についての主な施策(第14条)
6次産業化の支援についての主な施策(第15条)

生産者、事業者及び市民の交流支援についての主な施策(第8条)

ファーマーズマーケットの開催

地産地消のライフスタイル化を目指したファーマーズマーケット「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」を東遊園地に加え、垂水漁港、須磨海岸などで開催した。また、駒ヶ林、西神中央駅周辺で、地域の個性に合わせたマーケットを開催した。

マーケット 回数 参加人数
EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET(※) 40回 約40,000人
駒ヶ林(長田港漁船だまり) 1回 約1,800人
西神中央駅周辺 11回 約6,750人

※東遊園地、垂水漁港、須磨海岸、旧居留地、弓弦羽神社で開催
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FARMARS MARKETホームページ(外部リンク)

農漁業体験への支援

地域団体等が主体的に取り組む、稲作体験・野菜栽培体験などの農漁業体験イベントに対して支援を行った。

イベント 回数等 参加人数
農業体験(※) 12地区 -
地引網体験 12回 約1,610人
潮干狩り体験 - 15,650人
わかめ株付・刈取り体験 - 延べ2,700人
栽培漁業センター施設見学 - 23団体(1,724人)

※稲作体験、大豆栽培体験、さつまいも収穫体験、みそづくり体験等

観光農園、栽培漁業センターについては下記のホームページからご確認ください。
神戸市観光園芸協会のホームページ(外部リンク)
神戸市立栽培漁業センターのホームページ(外部リンク)

啓発活動等についての主な施策(第9条)

農産物においては、生産現場に案内する産地見学会を開催するとともに、市内の小売店や量販店、イベントにてPR販売した。また、水産物においては、垂水漁港における「漁業デー」の開催をPRし、神戸産水産物の販売を促進した。
花きにおいては、神戸産の花をPRし、消費拡大につなげるため、「街の彩ガーデン」として西神中央駅等に花のディスプレイを設置した。「神戸花物語2023秋」では、道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢に花絵を設置し、「神戸花物語2024春」では、デュオこうべにて花の販売やKOBEビクトリーブーケコンテストを開催した。
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(神戸花物語2024春のようす)

イベント・啓発活動 回数・期間 場所 参加人数
神戸産農産物の産地見学会 9回 - 243人
量販店での地産地消コーナー設置 - 11店 -
BE KOBE収穫祭 11月3日 東遊園地 約5,340人
漁業デー 13回 - 約1,300人
街の彩ガーデン - 延べ18か所
デュオこうべ、市役所1号館ロビー、神戸マラソン)神戸国際展示場)他
-
神戸花物語2023秋(※) 11月1日~14日

道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢

 
-
神戸花物語2024春 3月2日~3日 デュオこうべ -

※ビオラ約18,000鉢
神戸花物語については神戸市花き協会のホームページ(外部リンク)

生産、供給及び市内流通の促進についての主な施策(第10条)

生産拡大に関する取り組み

農業生産資材等の価格高騰対策及び資源循環型農業の推進に向け、こうべ再生リンを配合した肥料「こうべハーベスト」(園芸用・水稲用)に加えて、新たに開発された酒米(山田錦)用を提供するとともに、市内産堆肥の購入支援を実施した。また、市内産飼料の生産拡大を支援した。
水産資源の確保のため、アサリやナマコ、マコガレイ等の種苗生産や放流を行った。

取り組み 実績
「こうべハーベスト」肥料提供 13,745袋(1袋:20kg)
市内産堆肥の購入支援 5,202t
市内産飼料の生産支援 7ha(稲わら・牧草)
アサリの放流 約206万個
ナマコの放流 約5万個
マコガレイの放流 約5万7千尾
カサゴの放流 2万1千尾
 

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山田錦用こうべハーベスト

農水産業等の担い手に対する支援

地域の担い手となる認定農業者・集落営農組織に対し、農業用機械・設備の導入支援を行うとともに、新規就農者に対しては、経営開始資金や経営発展支援事業による支援を行った。多様な担い手としては、神戸ネクストファーマーや果樹の就農学校を支援するとともに、新たに市内産の給食用野菜(ジャガイモ・タマネギ・ニンジン)を栽培する「こうべ給食ファーマー」の育成研修を開講し、裾野の拡大に努めた。
また、集落ごとに5~10年後の農地の耕作者・後継者を明確化する「地域計画」の策定に向けて協議するとともに、集落営農組織の広域化・法人化を推進した。
さらに、スマート農機の活用により集落の人手・労力不足の解消を目指し、新たにラジコン草刈り機の講習会を開催するとともに、竹チッパーシュレッダーの貸出を実施した。
水産振興では、漁業経営の安定のため、漁船保険や漁業共済の支援を行った。

支援 人数・件数
認定農業者の認定者 46人(認定者合計250人)
認定新規就農者の認定者 11人(認定者合計43人)
経営開始資金の交付者 42人
経営発展支援事業 8件
農業経営力向上支援事業 4件
(乾燥機・籾摺機、肥料散布機、粉砕機、管理機)
神戸ネクストファーマー 63人
こうべ給食ファーマー受講者 20人
こうべ果樹の就農学校の研修生 7人
ラジコン式草刈り機の導入支援 4台
ラジコン草刈り機講習会の開催 35集落、215人
竹チッパーシュレッダーの導入支援 3台
竹チッパーシュレッダーの貸出 40件
スマート農業等導入支援事業 2台
漁船保険 325隻
漁業共済 32人

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こうべ給食ファーマー

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ラジコン草刈り機

 

市内流通の促進

市内流通の促進、地域資源循環・環境保全型農業の推進のため、有機栽培や減化学肥料栽培、「こうべ再生リン」を配合した肥料・堆肥等により栽培された農産物に「BE KOBE」と表記する制度の運用を開始し、販売・PRに努めた。また、農産物直売所に出荷する生産者団体が行う活動を支援した。さらに、神戸産農水産物の飲食店等での活用を促す「神戸食材フェア」の開催に加え、ホームページを活用した魅力発信を行った。
畜産振興では、市内生産者が肥育した但馬牛の市内流通を促進するため、中央卸売市場西部市場への出荷を支援した。

PR活動・支援 件数 期間
「BE KOBE農産物」登録 5件(生産者385名) -
里づくり支援事業 4件 -
神戸食材フェア(※) 159店舗 10月14日~2月29日
神戸いちじくフェア 50店舗 9月1日~10月31日
神戸産食材を使用した事業者とのコラボ商品開発 2商品 -
ご当地メニュー開発グランプリ(黒鯛) 応募253件 -
神戸産食材を使用した料理教室 3か所 計6日間
但馬牛市内流通促進支援 437頭 -

※BE KOBE農産物、いちご、須磨海苔、黒鯛、ハモ他
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「神戸食材フェア」メニュー

BE KOBE農産物について
神戸食材フェアについてはfarms and seaのホームページ(外部リンク)

生産環境及び生産基盤の整備等についての主な施策(第11条)

神戸産農水産物の生産性向上を図るため、国県補助事業等を活用し、生産基盤の整備に対する支援及び漁港施設等の改修を行った。
また、イノシシ・アライグマ等の野生鳥獣による農作物被害等を軽減するため、生産者・猟友会等と捕獲活動に取り組んだ。

事業 件数 内容
ため池改修 1件 -
土地改良施設維持管理適正化事業 8件 -
漁港施設改修 - 塩屋漁港機能強化事業、垂水漁港機能保全事業
豊かな海洋資源の保全 - 海底耕耘、藻場形成
有害鳥獣(イノシシ)の捕獲頭数(西区・北区) 745頭 -
有害鳥獣(アライグマ)の捕獲頭数(西区・北区) 1,401頭 -
有害鳥獣(ヌートリア)の捕獲頭数(西区・北区) 109頭 -

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ため池改修工事

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捕獲されたアライグマ

神戸産農水産物等の優先利用についての主な施策(第12条)

教育委員会、(一財)神戸市学校給食会、兵庫六甲農業協同組合、流通事業者と連携し、安全で新鮮な神戸産野菜や米を学校給食へ供給するとともに、消費者・調理師を生産現場に案内し、見学会を開催するなど、地産地消を推進した。また、地域の特産品である北神みそ、神戸産しらす干し等の給食での利用を進めた。
こうべ給食畑推進事業として、給食利用が多い品目(ジャガイモ、タマネギ、ニンジン)について、生産拡大や秀品率の向上に取り組んだ。また、生産量の豊富な旬の時期にナスの利用を促進した。

神戸産食材の利用 割合
野菜 小学校14.4%
中学校14.0%
小学校193t/1,341t
中学校34t/240t
小学校100%
中学校100%
小学校646.9t
中学校296.1t
神戸産食材の利用 回数
北神みそ 2回 1,873kg
しらす干し 1回 472kg
味付けのり 1回 117.8kg
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(調理師による生産現場見学のようす)
 

ブランド化の推進についての主な施策(第13条)

有機栽培や減化学肥料栽培、「こうべ再生リン」を配合した肥料・堆肥等により栽培された農産物に「BE KOBE」のロゴを記載し、販促キャンペーンを実施するとともに、PR資材の導入支援等を行った。
また、「BE KOBE農産物」を含む神戸産農水産物の飲食店等での活用を促す「神戸食材フェア」の開催に加え、ホームページを活用した魅力発信を行った。

PR活動・キャンペーン 件数 期間
「BE KOBE農産物」販促キャンペーン 2店舗 11月13日~1月31日
神戸食材フェア 159店舗 -
神戸いちじくフェア 50店舗 -
ご当地メニュー開発グランプリ(黒鯛) 応募253件 -

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(BE KOBE農産物のPR)

他の施策との連携についての主な施策(第14条)

観光関連

神戸市観光園芸協会と連携し、いちご・とうもろこし・ぶどう・なし・さつまいも・かきの観光農園及び貸農園のPRを実施した。
観光庁の地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業を活用し、生産者等と消費者をつなぐ付加価値の高い食を活かした地産地消のコンテンツ造成に取り組んだ。また、市内の生産者が集い、神戸の食の魅力を伝えるイベント「BE KOBE収穫祭」を初開催した。

観光農園等 利用者数
いちご 18,389人
とうもろこし 1,921人
ぶどう 7,889人
なし 2,517人
さつまいも 14,611人
かき 1,237人
貸農園 943人
イベント 期間等 詳細
つながるレストラン(※) 3回 生産者・料理人と消費者が出会う場
イムヤック(※) 10月11日~11月5日 サーカス型ビアガーデン(神戸阪急屋上)
BE KOBE収穫祭 11月3日 参加者約5,340人
※ガストロノミーツーリズム事業

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つながるレストラン

食育関連

食育を推進するため、農漁業体験活動に対する補助等や神戸産農水産物を学校給食での利用促進に努めた。また、神戸産食材を使った料理教室や施設給食による食育イベントを開催した。
さらに、都市部で農に触れる機会を創出するため、公園などでの果樹植栽や農園づくりの実証実験を実施した。

イベント・事業 件数等 詳細
農業体験(里づくり支援事業) 12地区 -
地引網体験 12回(約1,610人) -
潮干狩り体験 15,650人 -
わかめ株付・刈取り体験 延べ2,700人 -
食育イベント 3か所(料理教室)
2か所(保育園給食)
-
都市部での農園づくりの実証実験 4件

平野コープ農園(兵庫区平野展望公園)

ウンガノハタケ(兵庫区材木町)
ウジャマー菜園(長田区新湊川公園)
北野エディブルヤード(中央区市民トーア公園横)
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都市部での農園

6次産業化の支援についての主な施策(第15条)

神戸産農水産物を加工品やサービスまでつなげる6次産業化を進めるため、事業者と農漁業者のマッチングにつながる登録フォームを運用し、商品開発を支援した。

事業 件数 詳細
神戸産食材を活用したコラボ商品の開発 - ユーハイム:いちじくジャムサンドバウムクーヘン

MOON BREWERY:クラフトビール

淡路屋:神戸夜明けのしらす丼弁当
千里金蘭大学:神戸須磨元気サーモンを用いたパスタソース

ご当地メニュー開発グランプリ(黒鯛) 応募253件 -

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黒鯛の春巻き

過去の報告

お問い合わせ先

経済観光局農水産課