- 人が亡くなると、財産の相続手続きが必要となります。銀行の預金や株の相続、不動産の相続登記などの手続きの際には、「故人が生まれてから亡くなるまでの戸籍をとってきてください。」と要求されます。
相続人の確定をするために、必要となるからです。
- 現在の戸籍制度では、婚姻・転籍(本籍を変える)・法改正に伴う戸籍の作り替えなどによって、本籍の異動があった場合、前の戸籍の内容をすべて次の新しい戸籍に書き換えることはしていません。
例えば、結婚すると、親の戸籍から抜けて、新しく別に夫婦の戸籍が作られます。戸籍謄本には、出生や婚姻の内容は記載されていますが、兄弟関係などはわからなくなります。
- そのため、出生から死亡までの戸籍をとる必要があるのです。何種類かに分かれていることがほとんどで、戸籍が新しくできた時期を確認し、出生時点までさかのぼって戸籍を請求することになります。
- 戸籍謄本の請求は、それぞれの時点の本籍地の市町村にしていただかなければなりませんが、戸籍に記載されている本人・その配偶者・直系親族が請求する場合に限り、本籍地以外の市区町村でも発行できる戸籍証明書の広域交付を利用いただける場合があります。
- 直系の相続人がなく、それ以外の方が手続きされる場合は、請求される市町村の窓口にあらかじめお尋ねください。
- 下のPDFファイルには、出生から死亡までの一般的な戸籍の流れについて、架空の人物「神戸太郎さん(昭和15年12月15日生)」を例にあげて説明をしています。動画ファイルと合わせてご覧ください。
(例)神戸太郎さんの出生から死亡までの戸籍の流れ(PDF:461KB)
郵送での証明書の請求は神戸市郵送請求処理センターへ送付ください。
なお、神戸市郵送請求処理センターの住所や郵送請求の方法等、郵送請求に関する詳細は下記リンク先をご参照ください。
郵送による証明書の請求について(神戸市郵送請求処理センター)
取り寄せた戸籍を基に法務局で法定相続人の証明を行っています。
詳細は下記リンク先をご参照ください。
法定相続情報証明制度(法務省)(外部リンク)