最終更新日:2024年8月15日
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交通事故やスポーツ外傷等の後に、脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、起立性頭痛(立位によって増強する頭痛)などの頭痛、頚部痛、めまい、倦怠感、不眠、記憶障害など様々な症状を呈する疾患です。
この疾患については、未だ統一的な診断や治療の基準が確立されておらず、国において診断基準等を検討するための研究班が設置されるなど、医学的な解明が進められている段階にあります。
2011年(平成23年)10月に厚生労働省研究班(脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する調査研究)が脳脊髄液漏出症の画像診断基準等を公表しました。研究班は診療指針の作成を目指し取組を続けています。
事故等の後遺症として、通常の生活を送ることに支障が生じているにもかかわらず、周りの人から怠慢である等の批判を受け、十分な理解が得られなかったことなどの事例もあるため、周囲の方の十分な理解が大切です。
また、2016年(平成28年)4月から、硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)(※)が保険適用となっています。
※硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法):血液が固まることを利用して、患者自身の血液を注入して
硬膜から髄液が漏れている部位を塞いでいく方法です。
特定非営利活動法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会ホームページ(外部リンク)
脳脊髄液減少症患者支援の会子ども支援チームホームページ(外部リンク)
CFS JAPAN 脳脊髄液減少症ホームページ(外部リンク)
脳脊髄液減少症に関するお問い合わせや相談は、下記兵庫県ホームページをご参照ください。
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