最終更新日:2024年6月21日

部活動の地域移行

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2026年「学校部活動」が変わります


コベカツ

「部活動」から「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU」(コベカツ)へ

「KOBE◆KATSU」への移行

神戸市では、2026年度より平日・休日ともに、生徒が地域の方々とともに活動する「神戸の地域クラブ活動」=「KOBE◆KATSU」(コベカツ)への完全移行を目指します。
リーフレット(PDF:1,195KB)

目的

時代の変化に対応し、将来に渡って子どもたちが主体的に選択し、多様な活動に参加できる機会を確保すること

背景

子どもたちの健やかな成長に大きな役割を果たしてきた部活動ですが、生徒数の減少等によるやむを得ない廃部や、単独で試合に出られない学校が大幅に増えるなど、今後子どもたちの活動の選択肢がさらに少なくなることが危惧されます。

「KOBE◆KATSU」コンセプト

  • 校区を越えて子どもたち自身が「やりたいこと」を選んで活動します。
  • 部活動に無かった新種目や気軽に取り組める活動など、ニーズに合った活動の場を提供します。
  • 子どもたちが活動の主役となり、大人が一方的に勝利至上を押し付けません。

「KOBE◆KATSU」(コベカツ)とは?

  • 地域のスポーツ団体をはじめとした幅広い団体が主体となり、中学校の施設を活用し、スポーツや文化活動など、子どもたちに活動の場を提供します。
  • 活動団体は登録制とし、教育委員会が公募し、審査を行った上で登録します。
  • 各クラブの運営に必要な最低限の費用は、原則として各家庭にご負担いただく予定です。(会費制)
  • 主に学校施設を利用することで費用をおさえ、可能な限り低い会費設定となるよう働きかけていきます。

何が変わるの?

校区を越えて「やりたいこと」を選んで活動

校区に関わらず、新種目(これまでの学校部活動にはなかった種目)を含む活動内容、費用、距離など、各ご家庭で総合的に選択し、参加することができます。

校区を越えて「やりたいこと」を選んで活動できる
 

比較表

比較表

移行までのスケジュール

2026年9月に開始するまでのスケジュールです。
中学校部活動は2026年8月末で終了します。
それまでに、生徒保護者への情報発信や活動団体の募集を行います。
スケジュール
 

今後の各学の動き

移行期間における対応

【2024年に中学1年生の生徒】
 中学3年生の夏(引退)まで部活動に参加できます。

【2024年に小学校6年生の児童】
 中学2年生の夏までは部活動に所属することができます。

【2024年に中学1年生の生徒】
 中学3年生の夏(引退)まで部活動に参加できます。

【2024年に小学校6年生の児童】
 中学2年生の夏までは部活動に所属することができます。

【2024年に小学校5年生の児童】
 中学1年生の夏までの5カ月間は部活動に所属することができます。

また部活動には所属せず、中学1年生の夏から「KOBE◆KATSU」のクラブに参加することもできます。
※2026年8月末よりも前から先行実施する「KOBE◆KATSU」も予定しています。

【参考】2022年度 生徒・保護者アンケート結果(抜粋)

2022年度生徒・保護者アンケート結果

  • 中学校生徒アンケート「部活動に入部した理由」では、「良い成績を残したい」という回答に比べ、「楽しみたい」「うまくなりたい」「学校生活を楽しみたい」といった回答が多くありました。
  • 小学校保護者アンケート「学校部活動に期待すること」の回答では、多かった順に「交友関係を拡げる」「学校生活の充実」「チームワークや協調性」「楽しむ」でした。
  • 現在の部活動にはない、気軽に楽しめる活動も多く取り込んでいきたいと考えています。
 

よくある質問と回答

Q1.なぜ、中学校部活動を地域移行するのですか?

神戸市では今後10年間で生徒数が大幅に減る(約1万人減)ことが見込まれ、やむを得ない廃部や、単独では試合に出られない学校が大幅に増えるなど、学校単位での部活動の維持が困難になることが想定されます。また、これまで教員が自身の時間を削り、ボランティアに近い形で部活動を支えてきましたが、教員の多忙化や教員不足が深刻化する中で、部活動の仕組みは限界に近づいています。国においても中学校の部活動を地域のスポーツ・文化芸術活動へ移行するガイドライン を策定しており、全国的に部活動の地域移行に向けた取り組みが進められています。

【参考】
学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン(R4.12 スポーツ庁・文化庁)
学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン【概要】(R4.12 スポーツ庁・文化庁)
 

Q2.いつ地域移行されるのですか?

2026年9月から移行する予定です。2024年度の中学1年生が3年生になり、中体連の大会が行われる8月までを学校部活動の活動期間とし、その後に新チームが始動する9月を想定しています。
 

Q3.文化部はどうなるのですか?

運動部・文化部ともに地域移行します。
 

Q4.国は、まずは休日の地域移行としていますが、なぜ神戸市は平日・休日ともに移行するのですか?

神戸市において休日に実施したモデル事業のアンケートでは、平日と休日で指導者が異なることを生徒・保護者が不安に感じる意見がありました。平日と休日の活動が異なると責任の所在が不明確になることや連携が難しくなることなどから、神戸市では平日・休日ともに地域移行します。
 

Q5.KOBE◆KATSU(コベカツ)の活動を担うのは、どのような団体ですか?

総合型地域スポーツクラブやスポーツ協会、競技団体など、地域で活動されている団体に参画していただきたいと考えています。また、地域の保護者や部活動OBの方などが複数名で協力して活動主体として申請いただくことも可能とします。
 

Q6.KOBE◆KATSU(コベカツ)の活動団体として登録したい場合、どのような手続きが必要ですか?

国および神戸市が定める要件を遵守していただける団体をKOBE◆KATSUクラブとして登録します。登録に関する手続きについては、要件等の詳細は、今後、神戸市教育委員会ホームページに順次掲載します。
 

Q7.KOBE◆KATSU(コベカツ)の活動団体に登録すると中学校施設を利用できるのですか?

KOBE◆KATSUクラブとして登録された団体は、体育館やグラウンドなどの中学校施設を使用できるよう検討しています。利用に関する詳細は、今後、神戸市教育委員会ホームページに順次掲載します。
 

Q8.KOBE◆KATSU(コベカツ)に指導者として関わるためにはどのような手続きが必要ですか?

国および神戸市が定める要件を遵守していただくことで、KOBE◆KATSUクラブの指導者として指導することができます。要件等の詳細は、今後、神戸市教育委員会ホームページに順次掲載します。
 

Q9.現在、部活動指導員として従事していますが、2026年度以降もKOBE◆KATSU(コベカツ)クラブの指導をすることはできますか?

部活動指導員は、学校の部活動顧問に代わって部活動の指導を行うために配置されています。KOBE◆KATSUクラブで指導するためには、改めて指導者登録をしていただく予定です。詳細は、今後、神戸市教育委員会ホームページに順次掲載します。
 

Q10.教員もKOBE◆KATSU(コベカツ)クラブで指導することができますか?

兼職兼業の許可を得ることで指導できるよう検討しています。詳細は、今後神戸市教育委員会ホームページに順次掲載します。
 

Q11.部活動が地域移行すると、参加者の費用負担はあるのですか?

地域におけるスポーツ・文化芸術活動を持続可能なものにするため、各クラブの運営に必要な最低限の費用は、原則として受益者(各家庭)にご負担いただくことを考えています。また活動にあたり、スポーツ安全保険(年間800円)に加入していただく予定です。経済的に困窮するご家庭への支援等については検討していきます。

Q12.費用負担はどれぐらいの金額になりますか?

各クラブの活動内容によりますが、KOBE◆KATSUクラブとして登録された団体は、主に中学校施設を利用することによりなるべく低廉な費用負担を設定できるよう検討します。
 

Q13.2026年9月以降、KOBE◆KATSUクラブに所属して、中学校体育連盟(中体連)主催の大会に参加できますか?

県中体連に団体登録を行うことで、基本的には出場することができます。大会参加資格については、兵庫県中学校体育連盟が定める「兵庫県中学校体育連盟(中体連)主催大会の参加を認める条件」を満たしている必要があります。今後の参加条件等について、詳しくは、兵庫県中学校体育連盟ホームページをご確認ください。
 【参考】
運動部活動の地域移行に関する検討会議提言概要(R4.6.6スポーツ庁)
兵庫県中学校体育連盟HP
 

お問い合わせ先

教育委員会事務局学校教育部児童生徒課