小学校周辺のブロック塀調査

最終更新日:2024年5月17日

ここから本文です。

調査の目的

維持管理がされていなかったり、ルールを守らずに造られたりしたブロック塀は、地震が発生したときに倒れ、人命にかかわる重大な事故につながる危険性があります。また、道路を塞いでしまうことで、皆さんの避難や緊急車両の通行の妨げになる恐れもあります。
神戸市では、神戸市危険ブロック塀等撤去助成事業により、危険ブロック塀所有者の方の自主的な撤去を推進してきましたが、阪神・淡路大震災から30年の節目となる今、改めて、市内小学校周辺の道路に面するブロック塀の所在を調べ、所有者の皆様に自主的な安全点検をお願いしています。
また、危険コンクリートブロック塀等撤去の推進に関する制度をよりよくするため、アンケート調査を行っています。
この調査にあたり、神戸市から工事業者等を派遣し営業等を行うことはありませんのでご注意ください。

調査地域

東灘区、灘区、中央区、須磨区及び垂水区に存する神戸市立の小学校から半径500メートルの区域
(その他の区は、2024年度後半または2025年度の調査を予定)

対象となる塀

  • 不特定多数の者の往来がある道に面しているコンクリートブロック塀又は組積造の塀のうち、高さ1.2メートル以上かつ長さ1.2メートル以上のもの。
  • 高さまたは長さが1.2メートル以下のものであっても、調査員が現地で危険が切迫していると判断したもの。

期間

2024年5月27日(月曜)から2025年3月14日(金曜)(予定)

調査方法

調査員が道路上から計測および写真撮影を行います。また、郵便受けがあり投函可能な場合は、自主的な安全点検をお願いする文書やアンケート等を投函します。

よくある質問

文書が届いていたら、危険な塀ということですか

調査対象の塀があり、投函可能な郵便受けがある場合、すべての方に自主点検のお願い文書とアンケートを投函しています。お願い文書やアンケートが届いたからといって、所有されている塀が危険であると神戸市が診断したわけではありません。

何かしないといけないのですか

地震などでブロック塀が倒壊すると、通行人へ危害を加えてしまったり、避難や救助の妨げになってしまったりする恐れがあります。そのようなことが起らないよう所有者のみなさまは「ブロック塀の点検のチェックポイント」を参考に安全点検を行い、不適合があった場合、修繕や撤去をご検討ください。全て適合の場合は今後も定期的に点検を行い、危険な塀にならないように維持管理を行ってください。
なお、点検結果を神戸市に連絡する必要はありません。
また、危険なブロック塀の撤去推進に係る事業の検討のためのアンケートを同封していますので、ご協力をお願いします。

アンケートは必須ですか、罰則などがあるのですか

アンケート回答は必須ではありませんが、危険ブロック塀の撤去を推進していくための制度検討の資料としますので、ぜひご意見をお聞かせください。なお、アンケートは個人が特定できない形で調査、集計します。返送しないことや、回答内容によって罰則等はありません。

安全点検で不適合がありました、相談できるところはありますか

神戸市のすまいの総合窓口「すまいるネット」では、所有者や管理者の方からのコンクリートブロック塀に関する相談や解体・撤去する場合の業者の選定をお手伝いも受け付けています。
また神戸市では、道路や公園等に面する危険なコンクリートブロック塀の撤去に対する費用の支援制度を設けています。詳しくは、神戸市危険ブロック塀等撤去助成事業をご覧ください。申請の相談や申請窓口は「すまいるネット」で行っています。

神戸市すまいの総合窓口「すまいるネット」
電話番号:078-647-9933
相談時間:10時00分から17時00分(水曜、日曜、祝日は定休)
場所:神戸市長田区二葉町5丁目1-1アスタくにづか5番館2階

自宅の塀が危険かどうか調査結果を教えてください

個別の調査結果の通知をしたり、市が個別の塀を危険な塀かどうか診断することはできません。
「ブロック塀の点検のチェックポイント」で不適合が1つでもあれば、危険である可能性が高いですので、すまいるネットや、お近くの建築士事務所、建設業者等にご相談ください。

調査対象になるような塀は無いのですが

投函されていた文書等は破棄していただいて結構です。
道路から確認できる部分でのみ、調査対象かどうか判断しているため、調査対象の可能性が高いと思われた場合、文書を投函しています。

塀の所有者ではないのですが

お手数ですが塀の所有者・管理者の方へお渡しいただくようお願いします。

なぜ小学校周辺しか調査しないのですか

過去のブロック塀倒壊での被害が小学生の通学途中に多いことや、災害時にブロック塀が倒壊すると避難場所(小学校)までの道路を閉塞してしまうことから、小学校周辺はより緊急性が高い地域と考え、本調査を行っています。

道路に面していない塀は調査しないのですか

本調査の対象は、道路に面している塀のみが対象ですので、隣地境界部分(お隣の敷地との間の部分)の塀は調査しません。
道路に面している塀は、不特定の通行人への被害や避難路閉塞の危険性があるため、所在を把握し、所有者の方へ自主的な安全点検をお願いしています。

自宅の塀の写真を撮影されているのですが

調査目的は、市内にどのくらい危険なブロック塀があるのかを把握する事です。そのため、市立小学校の周辺500メートルの範囲内にあり、道路に面する高さ1.2メートル以上かつ長さ1.2メートル以上の塀、すべての写真を撮影し、高さや長さを記録しています。調査により取得した情報は、危険ブロック塀の撤去を推進していくための検討のためのみに使用し、個人が特定できる形で公開することはありませんのでご協力をお願いします。
なお、本調査の調査員は、神戸市の腕章と名札を着用しており、私有地へは立ち入りません。万一本調査の調査員ではない者で不審な行動をする者がいた場合は警察へご連絡ください。

なぜ今調査を行うのですか、大阪北部地震直後には行わなかったのですか

2018年に発生した大阪北部地震の後、市内の小学校の通学路で、地域で子供たちの見守りをしている皆さまに情報提供のご協力をいただき、危険ブロック塀の調査を行いました。
その後、5年以上の年月が経過しており、その後の地震等でもブロック塀倒壊の被害が後を絶たないことや、2024年1月に発生した能登半島地震の影響、阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えることなどから、地震や耐震化への関心が高まっている今、改めて調査を行い、危険コンクリートブロック塀撤去のさらなる推進を進めたいと考えています。

お問い合わせ先

建築住宅局建築指導部安全対策課