株式会社上組
(左)人事部 人事課 A・M様 /
(右)人事部 人事課 I・M様
150年の歴史を重ねてきた
港湾物流業界の最大手
上組の特長は?
I様(以下 敬称略):
港湾物流業界最大手で、国際物流に不可欠な港を舞台に、社会貢献性が高くスケールの大きい事業を展開していることです。私は人事担当になる前は国際物流事業本部に所属し、さまざまな国や地域からコンテナが出入される過程に携わり、スケールの大きさや責任の重さを実感しました。Aさんは今年入社して最近まで現場研修を受けていたから、そうした感覚はリアルにあるんじゃないですか?
A様(以下 敬称略):
港に設置されている大型のガントリークレーンをはじめて見た時に、その大きさに驚きました。クレーンの大きさが事業の大きさとリンクした感じでした。貨物の多くは海外から届くもので、世界とつながっている感覚もありました。
I:
当社のもうひとつの特長として155年の歴史があり、独自のネットワークとノウハウを築いていることが挙げられます。長いお付き合いのあるお客様も多く、誰もが知っている企業様も少なくありません。
A:
先輩や上司の方々に何か質問すると、質問に対する答えだけでなく、その背景や根拠まで教えてくださるんです。こうしたところからも会社のノウハウが社員に浸透しているんだなと感じます。
就活生と当社との
考えや目標のマッチングを重視
採用で重視していることは?
I:
まずは当社の事業に関心があるかです。ただ、入社してからどんな仕事をするのかはイメージしにくいと思いますので、できる限り選考段階で理解してもらえるように努めています。そして、長く働きつづけてもらうために、学歴や保有資格など表面的に見える情報よりも、お互いのマッチングを重視しています。Aさんも当社の事業に興味があって志望したんですよね。
A:
はい、大学では国際系の学部で学んでいたこともあり、物流に関心があってエントリーしました。そして、面接では入社してから自分がどんなことをしたいのかをアピールしました。
I:
それは大事なこと。希望通りの配属になるとは限りませんが、就活生と当社のそれぞれの考えや目標を理解しておくことは必要だと考えています。
A:
就活生の目線で言うと、就活を成功させるためにはしっかりと自己分析をしておいた方が良いと思います。トレンドやまわりの状況に合わせるのではなく、自分は何をしたいのかという方向性を明確にしておくことが大切です。
I:
そうだね。面接をしているとよく「家族や知人が物流関係の仕事をしていた影響で志望しました」という方がおられるのですが、こちらとしてはその先が知りたい。それはきっかけであって、そこから自分はどのように考えるようになったのかまで掘り下げることが重要です。
もうひとつ付け加えさせてもらうと、当社が募集している総合職は、営業・通関・ロジスティックオペレーション・管理とさまざまな部署に携わるため、例えば「絶対営業がしたい!」というよりは、幅広く興味を持ち色々な仕事を経験したいという姿勢で入社してもらえると非常に嬉しいですね。
新人教育でキャリアを
構築するための土台を育む
社員育成の特長は?
I:
新入社員は入社後1カ月間、神戸市東灘区で寮生活をしながら新人研修を受けてもらいます。目的は、同期同士の関係を深めること。同期の存在はとても重要で、私も入社して10年近くなりますが今でも同期に相談することがあります。
A:
私も寮生活を通じて同期と仲良くなりました。入社1年目は悩んだりよろこんだりいろいろな経験をするので、そういったことを共有できる仲間がいることは心強いですし、「がんばろう」と思う励みになります。
I:
一人だとしんどいことでも、まわりに同じ経験をしている人がいたら乗り越えられることってあるよね。「寮生活」といっても個室タイプの寮で和気あいあいとした雰囲気なので、身構える必要はありません(笑)。
A:
共有スペースに集まっていろんな話をしたり、休日になると三宮に出かけたり、寮生活はとても楽しかったです。
I:
新人研修が終わると、次は半年間、倉庫やコンテナターミナルでの現場研修があります。研修では作業着を着て、実際に現場作業を経験してもらいます。
A:
実体験を通じて現場の仕事を知ることは、今後どの部署で働くことになっても役立つんだろうなと感じています。
I:
現場で学んだスキルを直接使うことはなくても、知っているのと知らないのでは大違いです。採用の仕事でも就活生に仕事紹介をする際、説得力が違ってきます。そういう土台となる部分をしっかり身につけられるところが、当社の社員育成の特長だと思います。
やりがいをもって
長く働きつづけられる環境
上組で働く魅力は?
I:
詳しくは当社の採用サイトを見ていただければと思います。私の個人的な意見をプラスさせてもらうと、会社の安定性も大きなポイントです。当社はさまざまな業界の貨物を取り扱っているので、景気の浮き沈みの影響を受けにくいんです。こうした面はあまりフィーチャーされませんが、安心してキャリアを築くうえでとても重要な要素だと感じます。
A:
仕事のやりがいを感じながら働けることも魅力だと思います。私は人事担当で直接現場と関わることはありませんが、それでも世界につながる仕事をしている感覚はあります。
I:
確かにそうですね。入社前は「しっかり仕事ができるだろうか」と不安を感じている方がおられると思いますが、失敗は誰もがすること。肝心なのはそこから学び、成長につなげることです。特に当社の場合、新人の頃はわからないことだらけなので「粘り強さ」が必要です。それと、まわりの人に良い影響を与える前向きな姿勢も大事ですね。
A:
新人社員の立場からいうと、自分なりに長期的な視野をもって仕事に取り組むことも大切だと思います。目標がないと、目の前の作業をこなすだけになってしまうので。
I:
就活に関してはいろいろな企業を知るチャンスですので、「内定をとらないと」と焦ることなく、楽しんで取り組んでもらえればと思います。
神戸イチオシスポット
I:
私は海がない奈良県出身なので、海を見るだけで気持ちが上がります。特に三宮から東にかけてのエリアはいい雰囲気です。
A:
私も海のない岐阜県出身なのでその感覚わかります。
I:
おいしいお店が多いのもうれしい。よくお気に入りの中華屋さんに行きます。おすすめのスポットは六甲山の夜景でしょうか。自転車で登ったことがあるのですが、かなりしんどかったのでそれはおすすめしません(笑)。
A:
相楽園という日本庭園が好きで、たまに出かけます。神戸の魅力は、街の表情が豊かなこと。元町だけとっても、電線が張り巡らされたエリアもあれば、まったくないエリアもあっておもしろいですね。あと、私はガス灯を撮影するのが好きで、全国でガス灯巡りをしているのですが、神戸は屈指のガス灯の街なんです!
I:
神戸がそんな名所だとは知りませんでした。というか、Aさんがそんなマニアックな趣味をもっていたことにびっくりです(笑)。
会社紹介
株式会社 上組
港湾物流をメインに国際物流のマネジメントを行う株式会社上組は、国内約50拠点、海外約30拠点を構えて事業を展開している。国内6大港におけるコンテナ取扱量、ならびに貨物の保管・荷捌きを行う倉庫業の国内シェアはトップクラスを誇る。さらに業界初となるプライベートターミナルを運営するなど、常に新しい取り組みにチャレンジしていることも特徴。