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記者資料提供(2023年10月18日)
産学連携推進課
神戸市の都市戦略「デザイン都市・神戸」の拠点施設である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」では、社会貢献活動の活性化や創造性を育むさまざまな活動に取り組んでいます。この取り組みの⼀環として、次のとおり上映会、トークイベントを開催いたします。
©︎KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)は、災間文化研究会と協働し、災間の社会を生き抜く術として、災厄の経験を分有するための表現の可能性をさぐるリサーチプロジェクト「災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる」をスタートします。
シリーズタイトルに冠された「災間」とは、「先の大災害と来る大災害の間にある社会」を意味する、社会学者の仁平典宏氏が提唱した概念です。本プロジェクトでは、常に災害が起きている社会、先の災害の傷がまだ癒えないうちにやってくる社会を考えるためのキーワードとして捉え、このシリーズを通して、恒常的な災害の渦中に生きるひとびとが生み出す表現の力を考えます。
日時 | 2023年11月18日(土曜)
13時~19時 |
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会場 | デザイン・クリエイティブセンター神戸
2階 ギャラリーC |
参加費 |
1,000円 途中入退場可、高校生以下は入場無料 ※一部プログラムのみ参加も可能 |
定員 | 30名
先着順、要事前申込 |
申込 |
お申し込みください。 |
ゲスト | アサダワタル
(アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員) |
聞き手 |
佐藤李青 (アーツカウンシル東京プログラムオフィサー) 高森順子 (情報科学芸術大学院大学研究員、阪神大震災を記録しつづける会) 宮本匠 (大阪大学大学院人間科学研究科准教授) |
主催 | デザイン・クリエイティブセンター神戸
災間文化研究会 |
協力 |
アートアクセスあだち 音まち千住の縁 |
13時10分~14時20分 | 上映『ラジオ下神白─あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 |
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14時30分〜16時30分 | トークセッション「“わたし”の出会いをひらく、声と音楽」
ゲスト:アサダワタル(アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員) 聞き手:佐藤李青、高森順子、宮本匠(災間文化研究会) |
17時~18時50分 |
上映『コロナ禍における緊急アンケートコンサート「声の質問19 /19 Vocal Questions」』 |
©︎KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro
東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らす、いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地を舞台に、まちの思い出と当時の馴染み深い曲について話を聞きラジオ番組風のCDとして届けるプロジェクト「ラジオ下神白」の記録映画。
思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」の生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた被災地支援活動をカメラが追いかけた。
「声の質問」は、故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977年)をもとに、アーティストのアサダワタル氏が東京藝術大学と連携し2020年春からはじめたコミュニケーション様式。「声」として集められた19の質問と楽曲を元に行われたコンサート「声の質問19 / 19 Vocal Questions」の記録映像。コロナ禍という未曾有の日常を、テキストではなく「声」のやりとりを通じ自分と出会い直し、共に想像するため、上映会という形で追体験の場を設けている。
撮影:加藤甫
「これまでにない他者との不思議なつながりかた」をテーマに、様々な生活現場に出向き、アートプロジェクトの企画演出、作曲演奏、執筆活動を行う。展示演出に「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場, 2020)、コンサート演出に「声の質問19」(東京藝術大学, 2021)など。著書に『住み開き増補版』(筑摩書房)、『想起の音楽』(水曜社)など。受賞歴に、サウンドプロジェクト「SjQ++」(ドラム担当)でアルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ、CD作品「福島ソングスケイプ」(アサダワタルと下神白団地のみなさん名義)でグッドデザイン賞2022など。