ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年10月 > イノベーション創出プログラム「プロジェクト・エングローブ」で市内企業が創出した、NFTを活用した新お酒づくりプロジェクト「酒輪」が開始

最終更新日:2024年4月26日

イノベーション創出プログラム「プロジェクト・エングローブ」で市内企業が創出した、NFTを活用した新お酒づくりプロジェクト「酒輪」が開始

ここから本文です。

記者資料提供(2022年10月4日)
 神戸市が実施するイノベーション創出プログラム「プロジェクト・エングローブ」に参加した市内企業の事業構想が実現し、NFTを活用した新システム「蔵元リスクゼロ・先行予約システム」を導入することで、造り手・飲み手の両方にとってストレスのないエコシステムの開発とそれをベースとした全く新しいお酒づくりプロジェクト「酒輪」が開始されますので、以下のとおり公表いたします。

1.事業者

日本テクノロジーソリューション株式会社
(プロジェクト・エングローブ 第一期生)

2.プロジェクト名

和魂プロジェクト「酒輪(しゅりん)」
イメージ

3.和魂プロジェクト「酒輪」とは

 酒蔵が市況に左右されることなく、その土地ならではの水、土壌、風土、人の気質、地域や人の和の心を込めた、本当につくりたかった、【渾身の一本】を提供するサービスです。NFT※1で酒の権利を付加した「デジタルラベル※2」を先行販売する仕組みで、酒蔵が売れ行きを気にすることなく、酒造りを行える仕組みです。
 酒蔵には200年以上の歴史を持つ企業も少なくありません。また、酒蔵には伝統を守りつつ革新を断行する強さがあり、このような「伝統と格式のある日本酒を世界へ発信していこう」という想いから、「風土」「造り手」「飲み手」をつなぐプロジェクトとして「酒輪」が発足しました。
 まずは、第一弾の提携蔵元として「富久錦」と準備を進めており、順次提携先を増やす予定です。

※1NFT:「非代替性トークン」の総称であり、「コピーができない」ネット上のデータのこと。

※2デジタルラベル:パッケージデザインをNFT化し、商品を所有する権利を証明したデジタルデザインです。商品の消費後もラベルとして残り、所有した権利はその後も継続します。

4.「酒輪」サービスの流れ・特徴

イメージ2
 まずは酒蔵とともに商品企画から行い、先行販売も行います。NFTを活用してデジタル証明されたデジタルラベル®を発行し、酒が完成後は飲みたい時にいつでもリクエストが可能。それまで大切な酒は、酒蔵が最適な環境で貯蔵し、リクエストに応じて直送する、新しい仕組みです。
 また、このサービスの中で、「飲みたい時にいつでもリクエストが可能」であることとあわせて、「蔵元リスクゼロ・先行予約システム」を導入している点が最大の特徴です。
 担当プロジェクトリーダー(Solution Coordinator®)が消費者のニーズや傾向を調査・分析、酒造独自のユニーク・セリング・プロポジション(Unique Selling Proposition)をヒアリング。商品企画をご一緒に行います。先行予約システム制なので蔵元へのリスクはゼロです。
 NFT を活用することで、デジタルラベル®自体の転売やプレゼントが可能になり、酒の完成までの期待や価値を高めます。
 令和5年2月からデジタルラベル®の発売開始を予定しております。

 詳しくは、下記のホームページをご参照ください。
 【「酒輪(しゅりん)」公式サイト】https://aun.asia/sake/ 
 QRコード
 

5.イノベーション創出プログラム「プロジェクト・エングローブ」の概要

 「プロジェクト・エングローブ」は、神戸市内の中小企業が中心となって、ESGを意識しながら持続可能なビジネス創出にチャレンジする神戸市主催のイノベーション創出プログラムです。
 市内企業と多様な経験とスキルを持つクリエイティブ・パートナーとの共創を通じて、持続性のある事業創造に取り組みます。
 令和3年度(第1期)、令和4年度(第2期)ともに5事業者が参加し、新たなビジネス創出に向けて取り組んでいるところです。

【プロジェクト・エングローブ 専用WEBサイト】https://englobe-kobe.com
 

お問い合わせ先

経済観光局新産業創造課